早いもので、
先週の5月5日にボランティア仲間さんと、
フリマ用品、マルシェ用の作品などの整理をしてから1週間が経ってしまいました。
最後に、作業にあたったボラ仲間さんと記念撮影(中央にあんがいます)
寒川にあったシェルターが、7年前に福岡に移転した時、
当時のボランティア仲間でLove DogaCat's(ラブドギャッツ)というグループを作り、
シェルターの犬たちの医療費を支援するため、活動してきました。
実は、グループ結成当時の約束事として、「東日本大震災から10年までは続ける」としていて、
その10年となる2021年3月末をもって、ドギャッツとしての活動を終えることになっていたのです。
先日の仕分け、整理は、活動終了のための作業でした。
思えば…
犬と関わる私の人生の中で、大きく影響した出来事が2つあります。
1つは、ミッチーが緑内障になってしまったこと。
犬の闘病中、辛いこと、苦しいこと、悲しいことがいっぱいありましたが、
そのことで出会えた、かけがえのない人たちとのつながりを得ました。
もう1つは、東日本大震災と福島第一原発の事故。
たまたま見ていた報道番組で、隣町にあるシェルターの存在を知り、
何か自分にできることはないか…と、恐る恐る(笑)通い始めたボランティア。
そこで出会った犬たちや、代表をはじめとするボランティア仲間さんは、
その後の私の人生を一変させるものでした。
昔の写真を見たり、当時のブログを読んだりしたら、
いろんな事が思い出され、
いっぱい泣いて、いっぱい怒って、そしていっぱい笑ったな…
と、10年も前のことが鮮やかに蘇り、なかなか記事にまとめることができませんでした。
懐かしい写真を少しご紹介します。
個性豊かな犬たちばかりでした。
ボランティアに通い始めた頃(2011年夏)は、
犬たちの数が多く(500匹くらいいたかも)、とてもゆっくり散歩させている余裕はなく、
しかも、私は新米ボラだったので、シェルターや犬たちの様子を写真に撮る事もできず、
シェルター時代の貫太の写真は2、3枚しかありません。(↓これとか)
暑い真夏は文字通り汗だくになり、
次から次へと犬たちの散歩をこなしました。
犬が散歩に出ている約15分の間に、
ケージ内の掃除をするのも大変な作業でした。
散歩係と掃除係の連携もチームワークのなせる技。
↑今も福岡のシェルターで元気にしているレインボー&ブリッジの兄弟です♡
あのお嬢さんのシェルター時代の写真も出てきました。
私は、シェルターに通っていた頃の事を、
「部活みたいだな」って思っていました。
35年後に再び訪れた“熱い青春”!(笑)
仕事とも、遊びとも違う、時に辛く、しんどい活動。
でも、大切な仲間と、同じ目標(犬たちを少しでも幸せにする)に向かって、
協力して頑張る!みたいな…(青い)
ボランティア活動にも慣れてきた2年目の終わり頃、
タロ兵衛が保護されました。
目の見えないシニア犬。
虐待に近い扱いを受けてきたにも関わらず、ひょうひょうとしたその姿に、
私は最初から何か感じる物がありました。
この頃のシェルターは、犬たちの数も随分減っていて、
(飼い主さんの元へ帰ることができたり、譲渡されたり、天寿を全うしたり)
タロ兵衛はいい待遇を受けていました(笑)。
そして時は流れて、
シェルターが福岡に移転することが決まり、
多くのボラさんが犬たちの大移動作戦に参加し、
出発を見送りました。
福岡移転を機に、
「どうしてもタロ兵衛を我が家で世話したい!」というわがままを夫に聞き入れてもらって、
目の見えないシニア犬2匹&福島被災犬という、
怒涛の3柴生活(笑)が始まったのでした。
…と、懐かしく昔を振り返ってしまいました。
ボラ仲間さんとの後方支援活動は終了となりましたが、
せっかくできた仲間、絆なので、これからはゆっくり、ゆるゆると、
何かしていこうということになりました。
福岡のJ-Taz'sアニマルシェルターに現在いる犬たちの中で、私たち寒川ボラがお世話した
コらは随分少なくなりました。
移転して7年ですから…
そして、何よりも地元のボランティアさんたちが頼もしく、しっかりとシェルターを支えています。
寒川ボラができることはもうそんなにありません。
医療費の支援が必要になれば、これからも出来ることはしますが、
福岡のシェルターに限らず、どこかで動物たちへの助けが必要な場合、
自由に支援活動ができるグループとして再出発します。
先週、新しくスタートする事を約束して解散したボラさんたちでしたが、
その日の夜のグループラインで、
「10年間、ありがとう」とか、「今までお疲れ様でした」とか、
「みなさんとの出会いは宝物です」とかいう言葉を読んで、
私にとって本当にいい出会いだった、本当にいい仲間だった、
遅れてきた青春だった!
でも、
これで一区切りなんだ…
って思ったら、泣けてきて、泣けてきて、すぐには記事にできませんでした。
本当はね、最後の年はフリマやマルシェにどんどん参加して、
3月末にはたくさんのボラさんで集まって、昔話に花を咲かせ、
泣いたり、笑ったりしながら、盛大に打ち上げをしたかった。
コロナの影響でそれができなかった事が本当に残念。
でも、先ほど書いたように、完全解散ではなく、
これからは、できる人が、できる時に、できる事をする仲間として再出発します。
私たちの活動に理解し、ご協力くださった読者の方々にも、
心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました♡
よろしくお願いします
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ありがとうございます♡
コメント
コメント一覧 (17)
活動の形が変わるだけで、想いは変わらずですものね。出来ることを無理ないタイミングでする。そしてまた「それ‼️今だ〜‼️」っという状況になった時には速攻で動き出す志の方ばかりですしね。
皆様で築き上げた物凄く素晴らしく濃い10年間に沢山の拍手と感謝と、私ももう一度青春を味わえるような余生を過ごそうって思えました。
お世話をしてもらったたっくさんのワンコ達からも「ありがとう」のメッセージが届いているはず❤️
私からも、本当にありがとうございました
Michy
がしました
ボランティアさん達は、私には想像を絶するような苦労、困難に立ち向かい、今を迎えられ【部活】の様だったと言うMichyさん達にただただ、感謝(簡単に聞こえたらごめんなさい)と称賛を感じずにはおれませんでした。
私の人生に反省を込めて?お疲れさまでした&ありがとうございました💗💗
そしてこれからも楽しみにしております☆
Michy
がしました
その素晴らしい原動力に、したすら感謝です🙇 ありがとうございました!
Michy
がしました
本当にいつも勉強させて頂いてますし感動しています。
天国にいる二人のワンコ、貫ちゃん、あんちゃん皆Michyさんのことを自慢の母親だと誇りに思ってますよ。
それにしても記念写真に写ってるあんちゃんの存在感、凄いですね😅
愛情をたっぷり注いでもらって、こんなに立派に育ちましたと言う感じでこちらが笑顔になってしまいます。
これからもMichyさんのブログを楽しみにしていますね❤️
Michy
がしました
この活動が10年も継続されたなんて、素晴らしいチームワークだったのでしょうね。
Michyさんが保護犬ちゃんたちとお散歩をしている動画を何度も観ましたよ。
色々な事情で集まったわんちゃんたちも、幸せだったと思います。
コロナさえなければ、盛大にお疲れさま会ができたのにね。
これからも、ゆるりと活動されるんですね。
応援しています。
Michy
がしました
そんな日でも有ったのですね。
綴っている事読んでいると途中で涙が
出てきて‥
実際関わったMichyさんは如何程かと
思うと‥
10年の節目にこんな事になって、さぞ
残念で寂しい想いでしょう。
でも。解散しても皆さんの想いはひとつでそんな優しい方にこれからも救われる動物達はいるでしょう。
いつも皆さんに感銘し尊敬の念を抱きます。
私は、タロちゃんに出会わなかったら
(You Tube)で。
そしてMichyさんのプログに辿り着かなかったら、多分そんな事も知らず
玲音とも会わなかったと。
そう思うと、見えない所で
Michyさんのプログはとても知らない事を教えて貰って改めて感慨深いなって。
Michy
がしました
言葉がでません!本当にお疲れさまでした!🎶
次のステップも期待してます!
Michy
がしました
10年にもわたるボランティア活動…
思ってはいてもなかなかできる、続けられるものではないことを
気力と精神力で頑張っていらっしゃったことに頭が下がります。
そしてそのことをブログにあげて、沢山の事を教えて下さったことも
感謝いたします。
10年って長いと思いながら短くも感じる、『必死に』という言葉はMichyさんやボランティアさんの活動が教えてくださいました。
次のステップ、行動を起こした時は教えてくださいね!!
貫太君の写真、若いですね~♡
Michy
がしました
そして、永きにわたり、不幸な境遇の犬猫ちゃん達に、少しでも、幸せを、温かな愛情を、ご飯を、散歩を
、安心出来る寝床を!と、
本当にありがとうございました。
私まで、心が救われる気がいたします。
同じ気持ちで、頑張って歩んできた皆さんと、『解散』という形で、一度、区切りをつけるということは、
はじめから、決めていたこととはいえ、どんなにさみしい気持ちになるだろうと、胸がキュッとしてしまいます。
私達には、わからない苦労や辛さもあったでしょう。楽しく可愛い思い出もあったでしょう。
コロナが終息したら、是非とも、また、皆さんで集まり、思い出話をたくさんして、欲しいと、心から願っています。
皆さんの、愛はいつも、いつまでも、一緒ですね。
良いお話をありがとうございました😌
Michy
がしました
10年間、本当にご苦労様でした。一口に10年と言っても、そこには様々な出来事や出会いがありましたよね
シェルターは私の想像を絶する程、大変な所だと言う事を最近理解しました。
大介亡き後、私もどこかで…と考えましたが、そんな甘い考えでは務まらない事も悟りました。
だからこそ、そこでの出会いが人生に与えたものが
大きく、かけがえのないものだと思います。
色々な事があった10年、最後の年がコロナで予定通りには行かなかったかもしれませんが、これからも
出来る事を続ける前向きなMichyさん、尊敬しています。
ひとまず、お疲れ様でした😊
Michy
がしました
お疲れさまでございました。
本当に。
ほんっっとうに。
とっても優しい主だから、きっと毛穴から血が噴き出るほどの憤りを感じたことも、細胞が凍り付くほどの申し訳なさを感じたことも、無力さや人間としての詫びや苦しさを感じたことも山ほどあったと思う。あのこたちの目に映るものが想像できればできるほど息もつけないような。
そしてまた。
心が融けた瞬間。笑顔を向けてくれた、瞳に明るさが宿った、甘える心が生まれた、別れの悲しさを覚えた、永遠の家族と巡り会った、、そんな場面に立ち会うたび、どれほど主の心は張り裂けんばかりに幸福だったろうか、と思うと今ここでも胸が熱くなる。
生き物と暮らすこと。
命を守ること。
同時に命をいただいて生きていること。
偽りなき打算なき純真なる愛を伝えること。
主が歩いてきた月日の全てを知ることは到底できないけれど、綴られる言葉から少しでも多くのものを感じ取ろうと思ってきた。感謝してる。新しい日々に、また、素敵な出会いと新たな力と多くの幸福が訪れるよう祈ってる。どうぞ、どうぞご自愛ください。ありがとう。(超長文深謝)
Michy
がしました
本当にご苦労様でした。
私の想像を越えるご苦労が多々あったことでしょう。
大変な中での、皆様の硬く温かい絆に、\(^^)/\(^^)/です。
Michy
がしました
Michyさん、ボランティアの皆様、お疲れ様でした。
素晴らしいONE TEAM、沢山のわんこ達と里親さんを幸せに導かれた皆様の活動にただただ頭を下げることしかできません。
皆様の新しい一歩を応援させて頂きます。
Michy
がしました
Michyさん縫いぐるみ枠参加のあんちゃん
先日はお疲れさまでした。
コメント差し控えようと思っていたのですが
何とシーベルト君の写真が思わず見入って
UPして下さりありがとうございます。(感謝)
Michy
がしました
ひとつのことを10年続けていく、そしてその間に活動がどんどん広がって、Michyさんがブログに上げることで日本中の読者がさまざまなことを知る…
Michyさんの果たされた役割はとても大きかったと思います。
そこにはわんこたちの幸せという、同じ方向を見て進んでいくお仲間がいらしたこともあったことでしょう。
私は寒川のシェルターのことを知り、はなと生きていたのに何も知らなかったことを恥ずかしくさえ思いました。
Michyさん、本当にありがとうございました。
そして10年間お疲れ様でした。
またいつか次のステップに進まれたら、ブログでお知らせくださいね。
J-Taz'sのブログも拝読しています。
近くに住んでいて何もできませんが、支援という形で応援させていただきます。
Michy
がしました
10年もの長きにわたり、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
懐かしいシェルター・犬たちの写真~
胸が一杯になります。
今後も出来るサポートをされるとのこと
私も出来ることをしていきたいと思います。
Michy
がしました
今年はあの震災から10年でしたね。
犬や猫たちの平均の寿命を考えると、あの震災を経験した動物たちの多くが
今はお空組になっているのかもしれません。
福岡のシェルターに現在いる犬たちで、私がお世話したコは少数派になって
しまいました。
時の流れを感じます。
もし、シェルターが今でも寒川町にあったら…もしかしたら、老体にムチ打って
週1、2回お世話に通っていたかもしれません。
でも、10年経てばあの時の体力はなくなり、家族や家庭の事情も変わり、同じように
ボランティア活動できていたかどうかはわかりません。
シェルターが移転した時、ボランティア仲間の多くが心にぽっかり穴が空いたような
気持ちになりました。
でも、気持ちを切り替え、こちらでできる後方支援活動をしよう!ってなりました。
ただ、それも、永遠に続けられるとは限りません。
最初から期限を決めて、それまでは頑張ろう!ってことにしていました。
まさか最後の年に活動がほとんどできなくなるとは予想していませんでしたが、
シェルターが遠くに移った後も、こうして力を合わせることのできる仲間を得たこと
は、私にとって一生の宝物となりました。
ボランティアに行っていた時は、ただただ犬たちが好きで、
本当に部活のようにやりがいを感じて、
もしかしたら犬たちの為と言うより、自分のために通っていたのですが、
そんなシェルターでの日々の様子をブログで見てくださり、何かを感じていただけた
としたら、何かを知ってくださったとしたら、それは良かったと思います。
記事でも書いたように、完全に解散ということではなく、これまでとは少し違った
形で、でも、できることはそう変わらないので、世の中の状況に合わせてリスタート
しようと思っています。
これまで応援してくださり、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Michy
がしました