本日もご訪問ありがとうございます。
(あくび)

また雨か…

夕方の散歩。
“カッパ部隊”、今日も元気に、

出動で〜す。

「行っといで〜!」
昨日は貫太にガールフレンドができたことに沢山の「お祝い![[わーい(嬉しい顔)]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/140.gif)
」コメントをありがとうございました。
![[わーい(嬉しい顔)]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/140.gif)
![[手(チョキ)]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/87.gif)
多くの方がおっしゃってくださったように、ももちゃん、アトム君、そして貫太と、少し辛い過去を持つ元保護犬たちが幸せに暮らせているのは本当に嬉しいことです。
このような姿をご紹介することで、「保護犬を迎えるのもいいなぁ…」なんて思ってくださる方がお一人でも増えたら幸いに思います。
一方ミッチーは夕方少しだけ散歩に出ましたが、小仕事を済ませたらすぐに帰宅。
そして、

昨日取って来た芝麦を、

むしゃむしゃ美味しそうに(いや、不味そうに?)食べるのでした。
その芝麦、
貫太とお義母さんの畑に行って取って来たもの。
ネギをもらいに行ったついでにね![[わーい(嬉しい顔)]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/140.gif)
![[るんるん]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/146.gif)
![[わーい(嬉しい顔)]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/140.gif)
![[るんるん]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/146.gif)
「ミッチーにお土産を取って行こうね〜♪」と貫太に言うと、
「ボクも食べる〜!」と食いついた。

「くれ!くれ!」と何本も奪っていきましたが…

本当に旨いと思っているのか、この顔で??
貫太は芝麦を噛むだけ。
飲み込むことはありませんでした。
さて…
ここからが今日の本題。

少し前に本屋でふと目に留まったのがこの本。
一旦手に取り、パラパラとページをめくって戻した。
「駄目だ、これは読めない…」

その日はそのまま帰りました。
でも、
頭のどこかで「目をそらしてはいけない!現実をちゃんと見ておかなきゃいけない!」とつぶやく自分がいて、
数日後に買ってきました。
この「のこされた動物たち」という本は、戦場カメラマンという経歴をもつフリーのカメラマンさんが、福島第1原発から半径20キロ圏内で動物保護活動をするなかで、“人間の都合で罪のない犬や猫を死なせてはいけない。写真を撮って一人でも多くの人にこの現状を知ってもらおう”という気持ちで写真を撮り、ご自身のブログ「うちのとらまる」にアップした写真と文章をまとめたものです。
ブログには「写真や記事の転載は商用目的以外でしたらOK」と書かれていますが、本として出版されているので写真は雰囲気だけお伝えしようと思います。
人の消えた街に取り残されたある飼い犬は、持参したドッグフードを与えても少し食べてはスキンシップを求めて人の方に寄って来たそうです。
寂しかったんでしょうね。
「嬉しそうに耳をぺたんと寝かせて、なでてなでてと目で訴えかけてきた」(本文より)とか…

犬だけではなく、猫、牛、馬、豚といった動物たちの悲しい姿が掲載されている本…
読み終えるのに4日ほどかかりました。
途中で胸が詰まり、涙が溢れ、それ以上読めなくなってしまうのです。
家畜の状態も悲惨でした。
力尽きた仲間の横でへたり込んでいる牛。立ち上がる体力もなく、ただ泣き続けていたそうです。

誰かの手によって冊が外され、自由に外へ出られた牛も、喉の乾きに耐えられず用水路に入り込んでしまい、抜け出せなくなっていた。
冷たい水に長時間浸かっていたため、足は変色していたという。冷たい雨が容赦なく降り注ぎ、夜には雪に変わったとか。

なぜ突然こんなことになってしまったのか…
動物たちにその理由などわかるはずもない。
野性でない限り、突然人が消えた街で生き残れる動物なんてほとんどいないのだ。
原発から20km圏内に住む方々がどういう説明を受けて避難したのか、私は知らない。
報道では「2、3日で帰れるから」と言われて、ペットたちを残して行ったとされている。
外犬の鎖をつないだまま避難したのは、「放したら二度と会えなくなるかもしれない」と思ってのことだったのでしょう。
それが裏目に出ようとは…
近くまで保護活動に来ていながら気づいてやれなかった犬が、小屋の中で眠るように死んでいる写真があった。
「ワンとでも吠えてくれれば、見つけられたのに。
すぐそばまで来ていたのに。
気づいてあげられなくてごめんね。本当にごめんね。」- 本文より -

そりゃぁ吠えないかも。だって飼い主さんが戻ってきてくれるって信じて疑わなかっただろうから。
最後の最後まで…
容易に想像できるけど、敢えて考えないようにしていた“のこされた動物たち”のこと。
「これが現実だ!」と写真で見せられ、何とも言えない罪の意識に苛まれた。
UKC JAPANのシェルターにも年末に警戒区域内で保護した犬たちが何匹かいる。
最初の頃は見るも無惨な姿だった。毛は抜け、痩せて、尻尾なんて糸のようになっていた。
保護して3ヶ月ほど… 少し太り、毛もふんわりと生えてきて、瞳には人懐っこさが戻ってきた。

動物たちには何の罪もない。
それなのにこんな辛い仕打ちをしてしまった私たちは、せめて罪の重さを自覚しなきゃいけないのではないだろうか。
犬が好きだから…
動物が好きだから…
ページをめくるのが本当に辛い本でした。
でも、「目をそらしてはいけない!」自分にそう言い聞かせて最後まで読みました。
カメラマンの太田康介さんの写真展は各地で開催されている模様です。

機会があったら、本、写真展で「のこされた動物たち」の現実をご覧ください。
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コメント
コメント一覧 (18)
Michyさんの話だけで胸が詰まりそう!でも現実なんですね。
Michyさんのおっしゃるとおり、「目をそらしてはいけない!」なのですが、正直とても怖いです。
実は12月の福島での保護活動に「一緒に行かないか?」と声をかけてもらいました。
実際、家庭や仕事の都合で行く事は無理だったんですが、同時に「本当の本当」を目の当たりにすることに怖さを感じていたのも事実です。
今は、せめて目の前のボランティアを続けていくことだけしかできません。
でもこうしてMichyさんに紹介していただいたので、いつか必ず読みたいと思います。
いつも突然おじゃましてすいません。
麦芝は大人の味?ミッチーちゃん、格闘しつつペロリですね。貫太くんは苦手なのかな?
この写真家さんの展覧会、京都でも開催されてました。会場は家からも職場からも近かったんですけど、会期中に行けず終いでした。
写真集の出版もなさってたんですね。1枚1枚の写真がほんとに辛い現実だな…。みんな、飼い主さんとの絆に結ばれた暮らしをしてたんですよね。じっくり読みたいと思って、さっき図書館のサイトで予約申し込みしました。
写真集のことを知れて良かったです。ありがとうございます。
ミッチーちゃんも、貫太君も元気でやってるな~と
安心しています。
残酷な現実が今あるのは、私たち人間のせい
なのですよね。正に、私もその一人!
便利な生活のため、何の考えもなしに、
日々電気を使っていました。
気付くの遅すぎですが、何とかしなくては
知らんぷりは罪の上にまた罪を犯すことですよね。
Michyさんのおかげで、はっとさせられました。
いつもミッチーちゃんと貫太くんのブログを楽しく拝見させて
頂いています。
今回の地震・津波・原発事故は、世界中に大きな波紋が広がり
たくさんの疑問、問題を投げかけられています。
人間の欲望とそれに伴うリスク・犠牲、、、。
自分達のことながら、はずかしく思うこともあります。
わたしも柴犬を飼っているので、ドキュメンタリー番組などで
ちらっと放置された柴犬や家畜の画面が出ると
胸が引き裂かれる思いでいました。
こんな写真集もあるんですね。
撮られた方もさぞ辛かったでしょう。
人間が生み出した愚かさから、人間事態に
降りかかってくる人災は、天罰かもしれないけれど
他の生き物を犠牲にしてしまうのは、どうにも
やりきれない気がします。
こちらで、この本探してみますね。
たくさんの情報ありがとうございました。
飼い犬や家畜たちは人間がいなければ生きていけない。
そんな当たり前のことをわかっていながら放置して
罪なき動物たちを苦しめている・・・
東電、国だけでなく私たちにも責任があることなんですよね。
私も目をそらさずに自分にできることを考えます。
その写真集、見るの勇気いるけど
ぜひ手にとってみたいと思います。
このような本が出ているんですね
見ているだけで涙が。。。
カメラマンさんのblogも拝見しましたが、とても直視する事が出来ず、すぐに閉じてしまいました。
人間の為に働いてきた家畜達、家族同様に生活してきた犬や猫。。。
申し訳ない気持ちで一杯になりました。
人間って一番愚かな動物ですね。。。
私もこの本のことをあるサイトの紹介で知りました。
内容や写真も少しだけ閲覧しましたが、読む勇気がないです。
多分、遠い地で暮していて、何もできていないから・・・かも。
人間に頼らないと生きていけないように飼い馴らしてしまった
動物達を、私達は最後まで責任をもって守ってあげないといけない、と
改めて思いました。
ブログで紹介してくださってありがとうございます。
直視できません、現実なのに。
そして大飯原発は『安全性』が証明されたとか。
本当に安全なんてあるんだろうか、原発に。
最大の被害者たちだよね、のこされた子たちは。
この本を読み、紹介したMichyさんの勇気に敬意を込めて。
先の大戦で多くの尊い命を奪った原子力
唯一被爆国である日本がそれを利用するって
すごく矛盾を感じていました。
確かにそのおかげでわたしたちの生活は
豊かに便利になったけれど
その分失くしたものも多いと思います。
わたしはその本をまだ読んではいませんが(読めるのか・・・)
本当に今、人間は何をするべきなのか
真剣に考えないとまた大切なものが
目の前から消えてしまうかもしれませんね。
朝お邪魔したのですがコメント残せず
退室しました。
ご紹介されたご本、本当は読みたい
でも読んだら絶対に気持が落ち込む!
現実から目を逸らすことなくと思う反面
TVの画面のように流れるものと違い
本は直視しなければならないので・・・
このご本と向き合うのには相当の覚悟をした
上で読み始めないといけませんね!
便利な生活が当たり前になっていた
人間のエゴが1番弱い立場の動物達に
しわ寄せされて・・・
この先一体どうなるのかもまったく不透明!
悲し過ぎる動物達の姿をご自分の保身ばかり
お考えの政治家さん達に真摯な気持ちで
見て頂きと・・・
目をそらしてはいけないこと と思いますが
悲し過ぎて辛過ぎます。
私、ダメです。
保護活動をされている方々に感謝の気持ちで一杯です。
便利の裏の危険な事は忘れていた。。
人間に買われていた動物たちは一番の被害者。
牛が写真のように立てなくなる姿を見たのは初めてです。
この本、私もきっと読めないだろう。
報道されている状況より悲惨な現実があるというのに
政府の支援も行き届いていないとは いったいどうなっているのか。
原発事故で世界的規模に発展した災害はこれからの地球環境を
守るべく 人間は考えなくてはなりませんね。
私も出来ることから・・・・。
そして、訪問して良かった!
辛いけどコメントを残させてもらうね。
もう胸が掻き毟られる思いです。
平穏な毎日が、突然崩れて、待てども待てども助けが来なく
昨日までと全く違う地獄のような毎日が続く。。。
ごめんね!君たちには何の罪もないというのに。
もう原発は終わりにしなければいけない!!
もうこのような悲しい事は二度と起きてはいけない!
私も読んでみるね!時間は掛かるかもしれないけど
必ず最後まで読みたいと思います。
「動物の保護と権利っていうが
人間と動物は同じじゃなーい!」って
叫んでるのがあって
私的には同じだとは思わないけど
人間の勝手で繁殖され
飼われてる動物の命は
人間にも責任の一端はある、と思うの。
すごく悲しい。
命は命何だよね。
みんな呆けてると思う。
人間が繁殖させたら
生かすも殺すも自由?
バカじゃないかって思う。
責任はどこへ行ったの?
でもこの本はバードル高いね。
読めるかな?
泣いてる牛さん、私には苦しいなあ。
なんでこんな事になったんだろう???
誰もがね…容易に想像出来ると思うんだ。
「のこされた動物」たちがどんな悲惨な状態でいるかを…
どんな辛い思いをして死んでいったかを…
でも、私は見ないふり、考えないようにしていました。
だって、余りに酷い状況ってことは明らかですから。
立ち入りが制限されていたってこともありますが、マスコミも
ほとんど伝えていませんでしたよね。
目にしなければ私たちが犯した罪の重さを実感することも出来ない。
国や東電はどこまで謝罪し、責任をとるの?
こんな風に傷ついた動物や、人を信じて死んでいった動物たち、
その動物たちを愛していた人々に謝ったり、償ったりすることは
ないよね…
自分でもページをめくるのが辛かった本なので、どうご紹介すれ
ばいいか悩みました。
記事にすること自体どうなのか?とも…
でも、これまで雑誌やテレビで原発事故を取り上げたどの内容
よりも衝撃を受けたのがこの本だったのです。
心の底から「何ということをしてしまったのだろう!」と思い
ました。
そして1年経った今でもあの地で苦しんでいる動物たちがいる
のです。
私がボランティアに行っている愛護団体は事故当初から「残され
犬や猫を救出したい」と申し出ていたにもかかわらず、許可が
下りたのが年末。
福島ではもう雪が降っていた頃でした。
鎖に繋がれていた犬たちは生き延びられるはずもなく…
家の中に残された猫は餓死。
動物の命は二の次。人間が第一。
そうかもしれません。でも、愛する動物をそんな形で失った
人々の心の傷は一生癒える事はないのです。
写真で見ただけの私でさえこんなに胸が苦しくなるのですから、
飼い主さん、家畜のオーナーさんの苦しみは想像するに余りあ
ります。
この本は福島での悲劇を伝える内容ですが、ペットを取り巻く
日本の環境は遅れてると思います。
飼育放棄、悪徳ブリーダー、虐待…
だいたい犬や猫に「流行」がある事自体おかしいでしょう。
動物に優しくできない社会は人にも優しいはずがありません。
教育?啓蒙??
どうすれば変えていけるのか、私にはまだわかりませんが、
せめて「考えるきっかけになれば…」と本の紹介をさせていた
だきました。
辛い内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。