我が家の4匹の柴犬をご紹介します。


* ミッチー *4

2002年の海の日、夫の親戚が営むペットショップからやって来ました。

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子犬の頃から自立心が強く、甘えて鳴くようなことは一度もありませんでした。

幼い時から撫でられるのが苦手。因みに、散歩も嫌いです(笑)。

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そんな性格のミッチーでしたが、無駄吠えはせず、

嫌な事をされても噛んだりすることは一切ありませんでした。

海まで歩いて30分。

時々散歩がてら出かけたりもしました。

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夕方の散歩は、毎日近所の公園へ行き、

幼馴染のワンコたちと遊ぶのが日課。

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大きな病気やケガをすることもなく、

すくすく元気に育っていたミッチーですが、

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4歳半の時、突然左目に緑内障を発症。

その2年後、右目も緑内障を発症。

8歳半で両目とも義眼となり、光を失いました。

全盲になっても、大らかで、犬嫌いで、偏屈な性格は変わらず、

常にマイペースで過ごしていました。

この写真は全盲になった後のものです。

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そして、ミッチーが9歳のとき、貫太を迎えました。

最初は貫太が近づいただけで怒っていましたが、そのうち家族として受け入れるようになりました。

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2014年5月、ミッチーより年上のタロ兵衛を迎えた時は、

ほとんど怒ることもなく家族の一員として受け入れました。

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先日の6月6日、無事14歳の誕生日を迎えたミッチー。

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白髪が増え、すっかり“銀柴”になりましたが、

これからもマイペースで頑張ります。



【追記】

その後、穏やかな老後を過ごしていたミッチーですが、

2017年の秋に突発性前庭疾患を発症してから急激に老化が進行し、

2018年5月、極度の貧血状態に陥り、

16歳の誕生日を5日後に控えた6月1日、15歳と360日の犬生に幕を下ろしました。


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たくさんのお花に囲まれ、空に駆け上がって行きました。

これまで応援してくださり、本当にありがとうございました。



* 貫太 *

2011年3月11日、東日本大震災に伴う津波によって福島第一原発が事故を起こし、

住民が緊急避難を強いられたために、人の消えた町に取り残された柴犬でした。

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4月末、動物愛護団体が放置されたペットたちを救出した際に保護され、

隣町のシェルターで過ごしていました。

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シェルター時代の貫太。

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私がシェルターにボランティアに通ったことが縁で、

2011年10月、我が家に迎えることになりました。

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                               ↑家に来た日の貫太
最初はミッチーにストレスを与えないよう、昼間は庭で過ごし、

夜だけ家の中のケージで寝かせました。

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年齢は不詳でしたが、仕草や顔の毛の色などから2、3歳と推定されました。

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7ヶ月にも及ぶシェルターでの不自由な生活から解放され、

先住犬ミッチーに攻撃性を見せることもなく、夫や私にもすぐに懐いてくれました。

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天真爛漫な貫太ですが、遊びたい盛りに狭いシェルターのケージで我慢を強いられたせいか、

ストレスに弱く、不安を感じると自分の手足を噛もうとする動作(自傷行為のような)を見せることがあります。

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我が家に来て5年目を迎えましたが、未だにその行為は時々みられ、

突然飼い主がいなくなり、シェルター生活を余儀なくされたことの心の傷は深かったのかも知れません。

それでも人や犬を噛んだことは一度もなく、

心やさしい柴男子です。

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今では家の中でフリーに過ごし、

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ミッチーに怒られることもなくなりました。

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女子ワンコ、特に自分にガウガウ言うような猛女が好みというちょっと変わった趣味があり、

家では甘えん坊の可愛い柴男子です。



* タロ兵衛 *


15歳のとき、飼い主が寝たきりとなり、世話ができないからと安楽死させられるところを、

通いの犬好きヘルパーさんによって助けられ、貫太と同じシェルターで保護した老犬です。

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保護されるまで、半分外のような場所に置かれた狭いケージに入れっぱなしにされ、

散歩は、犬好きのヘルパーさんが来る3日に1度だったそうです。

そのせいか、シェルターに来た時から左足は大きく腫れていて(獣医師はエコノミークラス症候群による血栓と診断)、目は萎縮して失明、フィラリアは陽性でした。
                            ↓シェルターに来た時のタロ兵衛
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性格は大人しく、シェルターでも最高齢の部類に入るタロ兵衛は、

ボランティアさんたちから大切に扱われ、穏やかに過ごしていました。

けれど、そのシェルターが神奈川県から遠く福岡県へ移転することが決まり、

「長旅に耐えられるか心配。行った先ですぐにボランティアさんが来てくれるか心配。」

…と居ても立っても居られなくなった私、

夫の反対を押し切って引き取ることにしました。

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可愛いボランティアさんに見送られて我が家へ。

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血栓、目の萎縮、フィラリア、心臓、喘息と障害はいろいろあるけれど、

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生命力の強いタロ兵衛は、健気に頑張って生きています。

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                 ↑目が萎縮しているため、目ヤニの量は半端なく多い。

我が家に来て既に2年余り。

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去年の秋には膵炎を起こし、一時危険な状態に陥りました。

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それでも、持ち前の生命力を発揮し、

点滴治療を続けながら、

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見事復活!

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ミッチーと“お達者倶楽部”を結成し、

シニア犬2匹で頑張っています。

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今年2月には前庭疾患も発症し、

一時歩けなくなりましたが、それも約1ヶ月で克服。

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めでたく18歳の誕生日を迎えることができました。

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最近は足腰が少し弱ってきて、以前のような長時間のお散歩はできなくなりましたが、

食欲はまだまだ旺盛♪

目指せ19歳!20歳!!のご長寿ワンコです!



【追記】

その後も元気に暮らしていたタロ兵衛、20歳の誕生日はお友達、ボランティア仲間さんから盛大にお祝いをしていただきました。

そして2018年9月18日、

ミッチーの後を追うように、20歳と7ヶ月という犬生に終止符を打ちました。

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大往生でした。

我が家に来て4年4ヶ月。

晩年を謳歌し、みなさまに愛され、応援していただいた幸せなタロ兵衛でした。



ミッチーを送る日、最後に撮った3匹一緒の写真です。

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訳あり3柴でしたが、振り返れば、涙あり、笑いあり、イライラもありの、

楽しい日々でした。



* あん *


2014年7月、仔犬のとき、塀で囲まれた草薮に投げ捨てられていました。


1あん紹介1


塀の下のわずかな隙間から鼻を突き出し、クンクン鳴いていたところを近所の方に見つけられ、

板橋の犬たちさんによって保護されました。

保護された時は、痩せて、皮膚の状態も悪く、脊髄を損傷していた模様で歩けませんでした。


1あん紹介3 1あん紹介4


詳しい検査の結果、

脊椎には湾曲があり、脊椎管には狭窄が見られたとのこと。

脊髄は、圧迫によって扁平になっており、椎間には炎症、浮腫も認められました。

「第一頸椎の背弓は菲薄・欠損があり、先天的形成不全を疑う
歯突起は環椎歯突起窩のやや後ろにあり、環椎軸不安定症を疑う。
環椎右腹側に亀裂を認める。骨折を疑う。」

と、板橋の犬たちさんは報告しています。

排便、排尿の随意コントロールもできません。


1あん紹介5  1あん紹介6


投げ捨てられた時の衝撃で脊髄が損傷したのか、

元々あった異常が原因で投げ捨てられたのか、

それはわかりませんが、

板橋の犬たちさんの懸命な介護と治療へ向けての努力によって、

日本獣医生命科学大学付属動物医療センターで手術を受けることができました。

生きている神経を圧迫している骨を削り、不安定な箇所はボーンセメントなどで固定を試み、

椎間板などで欠落している所には再生医療を施したとのこと。


1あん紹介7


あんは3時間にも及ぶ手術に耐え、2週間入院し、

その後、板橋の犬たちさんの元で元気に成長していきました。


里親探しは続けられていたものの、

なかなかご縁に恵まれず、

私がアンを知ってから4年3ヶ月後、

我が家に迎えることになりました。


1あん動画


今では障害を感じさせない、ちょっと気が強くて、でも内弁慶な、

元気で甘えっ子の柴女子です♡

正確な誕生日はわかりませんが、3月生まれだろうとのこと。

できれば女子力の高い可愛いレディーになって欲しいので、3月3日にしました。




以上が我が家の4柴の略歴です。

これらのバックグラウンドを踏まえたうえで、これからの「柴っ晴れ!家族」の日々におつき合いいただけたら幸いです。


 
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