本日もご訪問ありがとうございます。

「寒くなる、冷え込む」と予報されていましたが、今日も比較的暖かい1日でした。

そろそろ犬を洗わなくては…

と思っていたのですが、日射しが余りなかっし、明後日はまた大雪になる可能性があるらしい。

ということで、本日の犬洗いは中止しました。

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良かった!

洗わない事に決めて、朝のコーヒーをのんびり飲んでいた9時過ぎ、突然UKC JAPANのタッズ母(代表の奥さん)から電話。

「Michyさん、ゴメン。私は今、福島の20キロ圏内に来ているんだけど、シェルターのプレジ(高齢犬)が血だらけになっているんだって。今日は父(代表)もいないし、ボランティアさんも今一人だけなんだって。で、悪いけどプレジを病院まで連れて行ってもらえないかな?預かって検査してもらえるよう病院には私から連絡しておくから。」と言う。

プ…プレジ!大丈夫か?! 

プレジは去年シェルターで天寿を全うしたロンちゃんの娘(と言っても13歳か14歳のおばあちゃんワンコ)。

飼い主さんは福島でいまだ仮設住宅暮らしを強いられていて、プレジのことを気にかけながらも一緒に住む事は叶わないのだ。

これは大変!なんとかせねば!!とばかりにシェルターに駆けつけ、UKC JAPANがお世話になっている湘南動物愛護病院へプレジを連れて行きました。

現在本院はリニューアル工事中で、近くの仮店舗で診療中です。(仮にしてもボロ過ぎね?[わーい(嬉しい顔)][たらーっ(汗)]

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それでも患者さんは仮店舗の外まで溢れておりました。

お昼頃まで待たされるかなぁ?と思ったのですが、タッズ母が朝イチで電話を入れてくれていた事と、タッズ父がちょうど受け付けを終えた時に電話をくれて、「今から院長に話してみる」と言ってくださったので、ほどなくして呼ばれました。

車の中で待たせていたプレジを抱いて診療所の前まで行くと、小型犬を連れて待っていた多くの皆さんが「はっ!」とした顔をして道をあけてくれました。

そりゃそうですね、比較的大きなプレジは吐血して体のアチコチに血や血の塊が付いていた。

口からは血が流れていた。

抱くとぐったりうなだれる。

そして…汚い[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

ビックリされたかな?

診察室では院長先生がざっとチェックしてくれましたが、吐血の原因はその場では判明しませんでした。

入院させてゆっくり調べてくれるそうです。

なんせ高齢なので心配ですが、もしかしたら口の中を切っているだけかもしれない。

「頑張るんだよ!」と声をかけるとまっすぐコチラを見てくれた。

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その目にはまだしっかり光が残っていました。

大丈夫、治療してもらってすぐシェルターに戻って来れると思います。

待ってるよ、プレジ!

プレジを病院に預け、移動に使ったケージを返すため私はシェルターに向かいました。

そして、今日はボランティアさんの人数が少なめということで、40分ほどお手伝い。

ちょうどA棟が始まるところでした。

[右斜め下]このコらを散歩させて帰ってきました〜。

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ははは。ドンとボヤの2頭引きを頼まれちゃった[わーい(嬉しい顔)][たらーっ(汗)]

すんごい力で引っ張るヤツらです。

そして帰る際に愛しのタロ兵衛をチェック〜 

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うふ。気持ち良さそうに寝てました。

シェルターでは犬と猫合わせて300頭近く保護していますが、どのコも大事。

どのコも我がコのように扱っています。


だけど…

世の中の全ての犬がこんな風に保護されるわけではない。

むしろ飼い主を失っても命をつなぎとめておける犬や猫はごくわずか。

日本では年間5万頭以上の犬が殺処分されているのだ。

先日BSスカパーで無料放送された同局初のオリジナルドキュメンタリー「犬と命の物語〜どうぶつと生きる社会〜」を見ました。

放送の1週間ほど前に新聞で番組が紹介されていたので知りました。

ただし…録画を夫に頼んだところ、我が家のパラボラアンテナの調子が悪く、BS放送が受診できない事が放送当日に判明!

慌てて妹にメールをして録画を依頼。そのブルーレイディスクが送られてきたのが先週でした。

番組の内容はボランティアに一緒に行った時にたろー母さんから聞いていたので(たろー母さんの感想はコチラ)、正直見るのは勇気がいりましたが、「現実から目を反らしてはいけない!」と自分に言い聞かせ週末に見ました。

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犬の異常な声に貫太が反応し、「出せ!出せ!」と騒いだのでサークルから出してやりました。

しばらく不思議そうにテレビ画面を見つめています。

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「地上波では放送しにくい悲惨な現状を映し出したいと思った。事実をありのままに見せ、視聴者に問いかけたい」と言う番組プロデューサーの言葉通り、犬好きには見続けるのが苦しくなるほどの内容でした。

特に徳島県動物愛護管理センターの協力で、炭酸ガスによって殺処分される犬たちの映像は「涙が出る」などという生優しいものではありませんでした。

地上波ならカットするような犬がもがき苦しむ場面も流されました。

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徳島県動物愛護管理センターでは、犬の処分を依頼しに来た飼い主にその模様を見せ、思いとどまらせようとするのに、ほとんどの人はそのまま犬や猫を置いて行くそうです。

番組はそういう人たちを非難すると言うより、残された犬たちがカメラを向けると嬉しそうにシッポを振って近づいて来たり、一生懸命餌を食べたり、ただならぬ雰囲気に怯え互いに肩寄せ合って震えていたり…といった姿を冷静に映し出していました。

それが健気で可哀想でいたたまれませんでした。

「ゴメンね…」の言葉しか出ない。

その他福島の原発事故によって警戒区域に残され、ボランティアさんが時々届けてくれる餌を心待ちにしている犬たちや、私財を投じてそんな犬たちの世話をするボランティアさんの姿、

無理な交配によって障害を持って生まれた子犬、

ビジネスのために流行の犬を生ませるだけ生ませて、売れ残ったら飼育放棄される子犬たちの姿も映し出していました。

一方で、殺処分寸前の犬を救い出し、セラピードッグとして活躍している犬たちも紹介しています。

とにかく見終わって思ったのは「なんとかせねば!」ということ。

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犬や猫たちの殺処分のことは知ってはいたけど、その現実をちゃんと見て受け止める勇気はありませんでした。

今でも実際管理センターに行って、収容されている犬たちを見ることは出来そうにありません。

私が今できるのはこの番組を作ったプロデューサーの問題意識を共有し、一人でも多くの方に紹介することくらいかも。

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このブログをご訪問くださる方々は100%犬好きなので、敢えてこのような番組を見ていただく必要はないんですけどね…

どうしたらこんな理不尽な、ひどいことをせずに済む社会になるのか、

考えないといけませんね。本当に…



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瀕死の状態で収容された犬。病気になったから捨てたの?

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炭酸ガスが注入され、窒息死する犬たち。もがき苦しみ、コンテナが揺れると言う。

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福島の警戒区域内には食べ物がない! 犬は群れる動物なのに…

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仲間を食べた犬もいずれ餓死するという…

これが全て今の日本で起こっている事。

なんとかせねば!!!