本日もご訪問ありがとうございます。
日中は随分暖かくなりました。
ご近所の河津桜も五分咲きに。
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昨日、貫太の夕方の散歩にカメラを持って同行しました。
お友達のワンコさんと戯れる様子を撮りたかったから。
でも、その前にちょっと“寄り道”。
寄った先はかかりつけの動物病院。
貫太の飲水量を調べているのですが、やはり連日1リットル越え。多い…
多飲多尿。心配だ…
“糖尿病”という可能性だってある。
…と思ったらいてもたってもいられない私。
何はともあれ調べてもらわないと心のざわざわが治まりません。(実際犬が病気になった夢を見ました)
ところが…
血液検査しかしないと思っていた私は貫太を散歩がてら連れて行ってしまい、着くまでにオシッコを結構してしまっていた。
先生の話では、血液検査と同時にオシッコの採取もした方が病気(だとすれば)の特定がしやすいとのこと。
そして先日行った尿検査では尿中に糖は出ていなかったとのこと。
よって緊急に処置をしなければならない状態ではまずないので、再度オシッコをためた状態で検査に来た方がいいということになりました。
ほっ。先生に「すぐに何かしないといけない状態ではないだろう」と言っていただけたことで私の気持ちは随分落ち着きました。
で、出直しま〜す
看護師のお姉さんに声をかけてもらった貫太。我が家に来た直後にお世話になりました。
なのに…
ちょっと警戒。
最近は“家族”と“それ以外の人”を区別するようになってきました。
それだけ我が家の犬になったと言う事でしょうかね…
さて、我が家は福島で飼い主とはぐれた犬、貫太を預かっている立場で、
貫太が私たちとの暮らしにすっかり慣れてくれた事を喜んでいるのですが、
一方で津波や原発事故によって住む家を失い、愛犬と離れ離れの生活を余儀なくされるケースも多いのです。
タイトルの「震災で引き離された家族〜老犬レオンをめぐる物語〜」は、そんな家族の姿を伝えたtvk(テレビ神奈川)のドキュメンタリー番組でした。
週2回ほどボランティアに行っているシェルターで一時保護していた犬の話なので、放送されることは代表から聞いて知っていたのですが、放送当日、早めにミッチーの散歩から帰るつもりが、犬のお友達に会ってしまい、ついつい話し込んでいたら時間が過ぎてしまい、最後の5分しか見られませんでした
とても残念に思っていたら、日頃から大変お世話になっているたろー母さんが「録画したのでディスクをお渡しします」と言って、オフ会の時お持ちくださったのです
ところがそのディスクはブルーレイ。家電好きの夫ですが、何故か我が家にブルーレイはまだ導入されておりません。
で、義父のパソコンで見る事にしました。(Macはブルーレイに対応しておらず)
tvkというローカルなテレビ局の番組で、ご覧になった方は少ないと思うのでここで簡単に内容をご紹介したいと思います。
以下、画像が悪いのはパソコンの画面を写真で撮ったからです
13歳のゴールデンレトリーバーレオンは、福島原発で働く飼い主さんご一家が避難生活を送る事になったため、実家のおばあちゃんのおウチへ預けられました。
でも、おばあちゃんのおウチも原発から半径30km以内にあり、いつ緊急避難命令が出されるかわかりません。
そうなったらレオンを連れて行けないので、UKC JAPANに預ける事にしました。
レオンを預かりに被災地に入った代表です。
おばあちゃんはレオンと別れるのが辛くて、代表に何度も何度も「お願いします」と言っていました。
代表もおばあちゃんに「ちゃんと大切に預かるから」と伝えていました。
そしておばあちゃんは車に乗せられたレオンに向かって「言う事をちゃんと聞いていいコにしているんだよ〜ぉ」と言い聞かせるのです。
いいコにしていたらみんなに可愛がってもらえると思ったからでしょう。
おばあちゃんとレオンの別れのシーンは涙なしでは見られませんでした。
自分のことと置き換えたら…
もし、突然災害にみまわれ、どうしてもミッチーと暮らせなくなったら…
そんなことが頭をよぎり、画面がにじんで見えなくなり、何度も一時停止にして涙を拭きました。
レオンは一旦湘南のシェルターに収容されましたが、幸いなことに優しい一時預かりさんと巡り会う事ができ、今は千葉県で元気に暮らしています。
そんなレオンの姿は福島のおばあちゃん、そしておばあちゃんの息子さんの飼い主ご一家もパソコンで見る事ができました。
そして夏…
飼い主さんご一家が千葉県で行われる野球大会に参加することになり、その会場に一時預かりさんがレオンを連れて来てくれたのです。
再会を果たした飼い主さんとレオンです。
レオンの首には首輪が2つ。
元々していた首輪は、レオンが痩せてしまった為にゆるゆるです。
でも、一時預かりをしているご夫妻はそのまま古い首輪もずっと付けていてくれたのです。
13歳という高齢犬のレオン…「もしかしたら会えるのはこれが最後かもしれない…」と思った飼い主さん、
レオンの古い首輪をそっと外し「記念にもらっていいですか?」と聞きます。ウワ〜ン
そして預かってくれているご夫妻に「迎えに行くまで長くなるかもしれません。どうぞよろしくお願いします」と深々と頭を下げていました。
そして車に乗って去って行くレオンを見送るのです。
私…
号泣
何て切ない話でしょう。
飼い主さんの気持ちを思うと胸が張り裂けそうです。
救いはレオンが大切に、大切に預かってもらっているという事。
そして耳から離れないのはレオンと別れる時のおばあちゃんの言葉。
「邪魔だから預けるんじゃないんだよ〜。どうか、どうか、お願いしますね」って。
シェルターにいるどのコたちも、あの原発事故さえなかったら今でも大好きな飼い主さんと一緒に幸せに暮らしていたはず。
飼い主さんとお散歩に行き、甘え、撫でてもらっていたはず。
これまでもシェルターの犬は半分“自分の犬”と思って接してい来た。
でも、おばあちゃんの姿を見て、こんな切ない気持ちを抱えて預けているんだということを肝に銘じ、更に心を込めてお世話しなくちゃ!って思いました。
そして画面にチラッと映ったこのコ!
前のブログでもご紹介したことのある黒柴のメイちゃんです。
この時保護されたんだね…
お散歩の順番をじっと我慢強く待っていたメイちゃん。
柴犬好きの私はいつも気になっていました。
そのメイちゃんもこの間シェルターに行ったらいなかった!
聞けば一時預かりさんのお宅に行けたそう。良かったね〜、メイちゃん!
今頃たっぷりお散歩に連れて行ってもらっているね。
嬉しい事に福島で被災したワンコたちは少しずつ新しい家族の元へ巣立っています。
が、
昨日行ったら…
めっちゃ増えてる〜ぅ
と言うのは、「ブリーダー崩壊」、つまり経営が立ち行かなくなったブリーダーが犬を放棄したので、その犬たちを保護したというのです。
だからミニチュアダックス、プードル、シーズー、チワワ、ジャックラッセル、フレンチブルドッグといったいわゆるブランド犬が沢山収容されていました。
はぁ…人間とはどこまで罪深い生き物なのだろう
夫と私はこのコを幸せにするために全力で頑張ります。
もちろんこのコも!
ま、こっちは既に幸せだとは思いますが…♡
震災関係でもう一つ語りたい事が…
でも、長くなったのでそれはまた。
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コメント
コメント一覧 (12)
今回の記事でレオン君のこと、初めて知りました。
こちらでは放送されなかったのかな。
テレビは見ることが出来なかったけど、Michyさんの記事で
知ることが出来て良かった。
原発事故がもたらした悲しく切ない実話。
救いはレオン君が優しい里親さんの元で暮らせてることやよね。
愛犬との余儀なくされた、突然の別れ。。。
それが例え若犬であろうが、老犬であろうが
身を切られる思いだった事と思います。
でもやっぱり老犬になっての別れは辛すぎるよ。
私もMichyさん同様、自分の身に置き換えて考えてみただけで
気が狂いそうだ。
おばあちゃんのお別れの言葉、そしてレオン君の古い首輪を外して
記念に持ち帰られた飼い主さんの言葉。
「迎えに行くまで長くかかるかもしれません」切な過ぎる。。。
それでもレオン君を、いつかは迎えに行くという強い気持ちが
伝わってきました。
今日、この記事を拝見し、
私も、犬と暮らすという事を改めて考えていこうと思いました。
それなのに、またブリーダー崩壊による大量のワンコ保護ですか。
ホントどこまでも罪深い。
貫太君、多飲多尿で私も糖尿病をちょっと心配してましたが
結果を聞いて安心しました。
今日でお彼岸も明けると言うのに今年は
日中の日差しは和らいで来ましたが朝夕の
風の冷たさは3月半ば過ぎとは思えぬ程!
春1番も吹かないようで・・・
貫太君の多飲多尿ご心配され病院に行かれて
結果的にはそれほど心配する事態ではなく
良かったですね~♡
レオン君の放送はTV神奈川と言う地域限定の
ローカルな局なのでこうしてMichyさんの
ご報告で多くの方が目にして頂けるはず。
あのレオン君を愛してやまない飼い主さんの涙
今はどんなに辛くともレオン君を引きとることが
出来ない現実!
福島からレスキューされた子達はMichyさんが
おっしゃる通りあの事故さえ起きなければ今でも
故郷福島で幸せに暮らしていた筈!
それに引き換えブリーダー崩壊には言葉もありません。
朝から号泣だよぉ、Michyさ~~~ん!
でもレオンくんは救われたよね・・・優しい預かり親さんができたもん。
メイちゃんも、よかった!
貫ちゃんは既に幸せだよ。
多飲多尿は心配だけれど、ちゃんと調べてもらえば大丈夫だよね。
健斗はね、むしろまったく水を飲まないんだよ。
ちょっと気になって、毎朝200cc測ってあげてるんだけど、
ほとんど減ってないの。
フードに野菜スープをかけてあげてるからかなぁ??
なぬー!?ブリーダー崩壊だって!?(怒)
本当に人間って罪深いね・・・
ブログを読みながら、号泣です・・・。
うまく言葉になりませんね。
ブリーダー崩壊、許せない。
といっても、うちもブリーダーさんから購入したので、
一概には言えないですが。。。
なんだか、せつないです。
本当に本当に、1日でも早く、1匹でも多く元の飼い主さんや新しい家族と普通に暮らせます様に!!と思います。
ブリーダーの崩壊。
その子達にも新しい家族が早く見つかりますように!!!!!
私は勿論この放送を見ることはできませんが、きっとダメです、
見れません。Michyさんの文章だけで、もう鼻水ダラダラ状態で
見苦しいったらない、状態です。
きっとこういう辛い選択をしなくてはならなかった元の飼い主さんの気持ち、レオン君にも伝わってますよね。2つの家族に見守られて、よかった、です。
あんな事さえ無ければ、こんなに悲しい思いしなかったのにね。
でも理解のある一時預かりの方がいらして良かったです。
レオンくんへも、元のご家族へも思いやりを持って下さっていますね。
素晴らしいことです。
被災犬猫だけでなくブリーダー遺棄の犬まで引き受けているのですか。
見過ごせないとはいえ・・・何だか終わりのない活動となりそうですね。
涙腺がゆるくなったなぁ。。。
と読んでいたら 鼻に草をつけた貫太君を見て笑ってしまいました。
そして、勝手なブリーダーに怒り心頭です。
地震さえ無ければ・・・。津波さえ無ければ・・・。原発さえ無ければ・・・。
言っても仕方ないと思ってもついついそう考えてしまいます(涙)
私の周りには津波で飼い犬を亡くされた方が何人もいます。
もちろんそれも悲しい事だけど、せっかく命が助かっても離れて暮らさな
ければならないというのはよけいに切ないです。。。
レオンくんの飼い主さんの気持ちを考がえると涙が・・・・
でも優しい預かりさんに巡り合えた事がせめてもの救いですよね。
もちろん貫太くんも同じような境遇。。。そんな貫太くんのホンワカした生
活ぶりを見るとホッとします♪
rustyのブログにコメントを頂いて1ヶ月になります。
温かいお言葉をありがとうございました。
肉離れの痛みもなくなり、お散歩も長いコースを元気に歩いています。
たろくんにも会えました。
発作に油断は禁物だそうですが、3回目は未だなく落ち着いています。
今回の尿検査で潜血がみられ、次々と心配は尽きません。
それでも、rustyを見る度に胸がキューンと切なくなり、
不安な毎日から、私も冷静に判断できるまでに、落ち着きを取り戻しました。
たろくんママさまのお人柄から、こうして温かいつながりを持てたこと
心より感謝しています。
Michyさんのブログに時折お邪魔して、素敵な写真と愛情あふれる言葉に癒されています。
そして、レオンくんの記事の様に感銘を受け、共感したり、
ミッチーちゃんへの献身的な思いにうなずいたりと (^v^)
rustyの症状が落ち着いた事をお知らせし、お礼申し上げます。
そうですよね、あの震災と原発の問題がなかったら、今も幸せに
大好きな家族と暮らしていたのに。。。。。
何度も何度も愛犬との悲しい別れを経験しましたが、生を持っている
可愛い愛犬と分かれなくてはならない飼い主さんの気持ちは計り知れません。
誰を恨んでも問題は解決しませんが、少しでもあの子達が幸せな生活に
戻れることを心から願っています。
みなさま、毎回まとめてのお返事で失礼します。
あの震災と原発事故から1年余り…
復興はどれくらい進んでいるのだろう?
心の復興にはまだまだ時間がかかりそうですね。
今回見たドキュメンタリーは是非ご紹介したいと思いました。
テレビ神奈川というローカル局の番組でしたが、引き裂かれた
犬と飼い主さんの姿を通して原発事故の悲惨さがもの凄く伝わっ
てくると思ったからです。
できれば全国放送で多くの方々に見ていただきたいです。
おばあちゃんが代表にレオンを託す時の姿には本当に泣けました。
大きなレオンをしっかり抱きしめ、車に乗せられたレオンに話し
かけた後は家の中に入ってしまうの。
玄関で手だけだして振るんです(涙)。
去っていくレオンを見ることができなかったんでしょうね。
そして最後、飼い主さんが首輪をはずしたのは、奥さんによると
「もう自分の犬ではない…と思ったんじゃないかな」ということ
でした。
大好きな犬なのにレオンの幸せを願って、新しいおウチの犬に
なってもらいたいってことでしょうか。
それが本当の愛でしょうね。
こういう切ない出来事が福島では沢山起こったんだろうな…
二度とあってはいけない。
それだけは確かに言えることです。
共感ありがとうございました。